な行

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら・わ行  英数字

内部環境監査
外部環境監査と比較して区分される監査の分類区分である。内部環境監査は企業内部の経営管理目的から行われる監査である。具体的には、環境法令や会社の環境方針への準拠を確保し、環境保全のための組織、運営の状況を調査し、その有効性を評価、企業内各層へ報告することを目的とする。従って、当該監査を行う主体は、通常、企業内部の者であることが多い。
鉛およびその化合物
鉛は、主にバッテリーとして使われている。バッテリーは、鉛と希硫酸の化学反応を利用して充電や放電を行う。その他、はんだの原料としても使われている。はんだは鉛とスズの合金で、電子部品の接続材料の主流を占めている。化合物によって毒性は異なるが、高濃度の鉛による中毒の症状としては、食欲不振、貧血、尿量減少、腕や足の筋肉の衰弱などがある。 引用:環境省「化学物質ファクトシート2007」
においセンサー
大気中の臭気を検知して測定するためのガスセンサー。簡便かつ連続的に臭気を測定し、数値化できることからその必要性は高い。これまでに液品、有機化合物、生体物質、脂質膜、半導体などさまざまなものを利用したセンサーが報告されている。このうち半導体式センサーや脂質膜センサーなどが実用化され市販されている。これらのセンサーは構成する臭気の成分が一定の場合は良好な応答を示す。しかし、対象となる臭気によって感度が異なり、人の嗅覚と必ずしも一致しない。また、温湿度などの影響もあり、センサーの特性を十分理解して利用しなければならない。
二級河川
公共の利害に重要な関係のある河川で、一級河川の水系以外の水系から都道府県知事が指定し管理を行う。
二酸化硫黄(SO₂)
→ 硫黄酸化物
二酸化窒素(NO₂)
→ 窒素酸化物
二酸化鉛法(PbO₂法)
大気中の硫黄酸化物の測定法のひとつで二酸化鉛を塗布した布を円筒に巻き付けたものをシェルターに入れて1か月間大気中に暴露し、二酸化鉛と大気中の硫黄酸化物が化合して生じた硫酸鉛の硫酸根を定量する方法である。測定結果は塗布面積100cm2に1日当たり付着したSO3のmg数(mgSO3/100cm2/日)で表される。
二次汚染物質
発生源から排出された一次汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物、炭化水素等)が大気中で紫外線等により反応して生成した物質(オキシダント、硫酸塩・硝酸塩エアロブル、硫酸・硝酸ミスト等)をいう。
二次処理
排水処理の工程の一つで、一次処理(スクリーン、自然沈殿)の後に行われる処理。二次処理では、活性汚泥法、凝集沈殿が用いられる。
年間98%値(2%除外値)
年間にわたって測定された二酸化硫黄や二酸化窒素の日平均濃度を評価する手法である。測定時間、日における特殊事情、測定精度等を考慮し、測定値の高い方から2%の範囲にあるものを除外した値(98%値)について、基準との対比を行う。「長期的評価」ともいう。ただし、日平均値が2日以上続けて環境基準を超過した場合は、この取扱いは行わない。
燃料規制
省エネ法に基づいて自動車に課せられた燃費の目標基準値のこと。ガソリンや軽油1L当たりで走行可能な距離を計測し、一定距離に達しない自動車の販売を規制する仕組みで。1979年に始まった。98年の省エネ法改正で「トップランナー方式」が採用された。この方式では、目標年度までに車輌重量の区分ごとに最も燃費の良かった自動車のレベルにまで燃費を高めることが要求される。
燃料電池
燃料(主に化石燃料からの水素)と酸化剤(主に空気中からの酸素)を化学的に反応させて、その反応エネルギーを電気として直接取り出す直流発電装置のこと。燃料のエネルギーを熱としてではなく、電気エネルギーとして利用するもの。
濃度規制
大気汚染防止法や水質汚濁防止法における排出規制方式の一つ。総量規制、K値規則が汚染物質の量を規制するのに対し、濃度規制は汚染物質の濃度を規制するものである。大気汚染防止法では、ばいじんや窒素酸化物などの有害物質の排出基準に本方式が適用されている。水質汚濁防止法に基づく排水基準はすべて濃度規制を採用しており、排出水1リットル中に含まれる汚濁物質の重量(mg)として示されている。
ノルマルヘキサン抽出物質
主として排水中の含まれる比較的揮発しにくい炭化水素、炭化水素誘導体、グリース油状物質等の総称。通常「油分」といわれており、鉱油及び動植物等の油分の量を表す指標として使用されている。
2017年07月31日