ら行・わ行

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ラムサール条約
水鳥の生息地として国際的に重要な湿地と、そこに生息・生育する動植物を保全し、湿地の適正な利用を進めることを目的とする条約。
リスク・アセスメント
ある地域に住む人々が、その地域で環境中に放出される化学物質に曝されることによって起るかも知れない健康影響の種類とその可能性を、一定の仮定をおいて数量的に予測することである。
リスクコミュニケーション
安全など事業活動にかかわるリスクは、少ないことが望ましいが、リスクをゼロにすることはできない。このため、上手にリスクとつきあっていくことが重要になる。特に、多種多様な化学物質を扱っている事業者は、そうした化学物質の環境リスクを踏まえて適正な管理を行うことが重要。そのためには事業者が地域の行政や住民と情報を共有し、リスクに関するコミュニケーションを行うことが必要になってくる。これがリスクコミュニケーション。
リデュース
廃棄物の発生自体を抑制すること。リユース、リサイクルに優先される。リデュースのためには、事業者には原材料の効率的利用、使い捨て製品の製造・販売等の自粛、製品の長寿命化など製品の設計から販売にいたるすべての段階での取組が求められる。また、消費者は、使い捨て製品や不要物を購入しない、過剰包装の拒否、良い品を長く使う、食べ残しを出さないなどライフスタイル全般にわたる取組が必要となる。
リユース
いったん使用された製品や部品、容器等を再使用すること。具体的には、(1)あるユーザーから回収された使用済み機器等をそのまま、もしくは修理などを施した上で再び別のユーザーが利用する「製品リユース」、(2)製品を提供するための容器等を繰り返し使用する「リターナブル」、(3)ユーザーから回収された機器などから再使用可能な部品を選別し、そのまま、もしくは修理等を施した上で再度使用する「部品リユース」などがある。
リン酸性リン(PO₄~P)
リン酸イオンをそのリンの量で表わしたものである。通常、水中ではリン酸イオンの形で存在し、その発生源としてはし尿、鉄鋼等の工場排水、肥料、洗剤などが考えられる。 リン化は窒素とともに富栄養化の主要因子であり、水質汚濁の一指標となる。
類型あてはめ(類型指定)
水質汚濁及び騒音の環境基準については、国において類型別に基準値が示され、これに基づき都道府県が河川等の状況、騒音に関する都市計画地域等を勘案し、具体的に地域をあてはめ、指定していくことをいう。
レアメタル(RareMetal)
地球上に存在量が少ない金属や、採取することが難しい金属の総称。コバルトやバナジウムなど全部で31種ある。わずかな量を加えるだけで製品の機能を上げることができるなど優れた特長があり、自動車、電機、鉄鋼など幅広い分野で利用されている。2010年に中国がレアメタルの輸出規制を行ったなど、世界的な需要拡大で供給難が懸念されている。これを機に、レアメタルの使用削減や代替物質の開発などに注目が集まっている。また、レアメタルを多く含む使用済みの携帯電話などは「都市鉱山」と呼ばれ、資源として再利用する技術の開発が急がれている。
ローポリューム・エアサンプラー
小容量の大気を吸引し、大気中の粉じんをろ紙に捕集し、重量法によって大気中の粉じん濃度を測定する機器。
ワシントン条約
絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約。1973年にアメリカのワシントンで採択されたことからこの呼び名がある。野生動植物の輸入が多い日本では、とくに遵守が必要な法律である。
2017年07月31日