ま行

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マテリアルリサイクル
廃プラスチックなどの廃棄物を、製品の原材料(マテリアル)として再利用(リサイクル)すること。
マニフェスト制度
産業廃棄物の収集・運搬や中間処理(無害化や減量化などの処理)、最終処分(埋め立て処分)などを他人に委託する場合、排出者が委託者に対して「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」を交付し、委託した内容通りの処理が適正に行われたことを確認するための制度。「産業廃棄物管理票制度」とも言う。廃棄物処理法(1970)では、1991年の法改正で制度が創設され、1993年より一部の産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)の委託処理に対して義務づけが行われ、さらに1997年の改正によりすべての産業廃棄物に適用されるようになった。マニフェスト(管理票)は、7枚つづりの伝票(A・B1・B2・C1・C2・D・E)で、産業廃棄物の種類や数量、運搬や処理を請け負う事業者の名称などを記載する。収集・運搬や処理などを請け負った者は、委託された業務が終わった時点でマニフェストの必要部分を委託者に渡すことで、適正に処理を終えたことを知らせる。紙のマニフェストのほか、電子データで同様のやり取りをする電子マニフェストも利用できる。
慢性毒性
一般的には、動物の平均寿命に相当する長期に渡り、化学物質を投与した時に生ずる中毒症状の毒性をいう。急性毒性に対する用語で、長期毒性とも言う。内容的には、一般毒性(血液学的、臨床化学的、病理学的な変化)、発がん性、繁殖障害、催奇形性、その総合的な影響の結果としての寿命の短縮などをさす。慢性毒性試験では、人が農薬などの化学物質に長期間暴露された場合の毒性と用量の関係を明らかにし、全く毒性の認められない限度(最大無作用量)を明らかにするのが目的である。
ミスト
大気中の液体の微粒子であり、大気中の水蒸気が凝縮して生じたものは、もや、霧になり、これらにS03やN03が溶けているものは硫酸ミストや硝酸ミストとなる。
メタン(CH4)
温室効果ガスの一つ。単位量あたりの温室効果は二酸化炭素の21倍と大きい。メタンの主な人為的発生源としては、農業(家畜の反すう、糞尿や水田等)や廃棄物の埋立地、燃料の燃焼・取扱時の漏出などがある。また、メタン分子の周りを水の分子が取り囲んだ氷状の固体結晶(メタンハイドレード)として、海底下の地層の中に低温高圧の状態で存在していることが確認されている。火をつけると燃えることから、「燃える氷」とも呼ばれており、エネルギー資源に乏しい日本において、国産の次世代資源として開発計画が進められている。
面的評価
「道路に面する地域」における地域ごとの環境基準達成状況の評価手法。従来は「その地域を代表 すると思われる」測定点における環境基準達成地点の数あるいは割合による「点的」な評価手法から、 「原則として一定地域ごとに当該地域内のすべての住居等のうち環境基準の基準値を超過する戸数及 び超過する割合を把握することにより評価するものとする(地域評価)」とした、沿道の住居等の立地 状況を考慮した「面的」な評価方法となった。
モーダル・シフト
モーダルシフト(modal shift)とは、貨物や人の輸送手段の転換を図ること。具体的には、自動車や航空機による輸送を鉄道や船舶による輸送で代替すること。
モントリオール議定書
成層圏でオゾン層破壊を引き起こすフロンガスの生産・使用を規制するために、主な物質の削減スケジュールなどを定めた国際的な取り決め。
2017年07月31日